商工ローンの利用について
商工ローンを利用する際には、
リスクがあることを理解してきちんとした計画のもとに申し込むことが大切です。
商工ローンというのは事業者向けのローンで、
銀行系や銀行系ノンバンクからの貸付とは区別されています。
商工ローンというと、
厳しい取立てや高金利という悪いイメージがあるため、
2000年6月の出資法改定を機に「ビジネスローン」という商品名で
イメージ回復に努めている業者が多くなっています。
商工ローンの特徴
商工ローンの特徴としては、
審査が簡単ということがあげられます。
銀行や他の金融機関で返済能力がないと判断された場合でも、
連帯保証人を複数つけて融資を受けることが可能ですが、
最近は連帯保証人さえも必要のない業者も増えています。
商工ローンは月ごとに異なる返済額を選択することも可能ですし、
短期で借り入れをした場合でも返済途中に融資を追加しながら長期返済にしていくことも可能です。
個人が事業者の保証人になる場合、
一定金額の借り入れに対しての保証を頼まれたつもりが、
過去の借り入れだけでなく将来発生する借り入れに対しても保証することになっていることが多いのです。
また、
商工ローンの貸付金利は高金利で,本来の利息に加えて,
保証料や調査料の名目で取られるのでトータルで30~40%になります。
商工ローンを利用するときは、
あくまでも短期的な運転資金・開業資金・納税資金などの充当に限定して融資を受けるようにすることです。
申し込み手続きは簡単で、
電話やインターネットで申し込み後審査が行なわれます。
指定した日時に電話で必要書類の指示があるので、
郵送やファックスで提出します。
会社によっては担当者が受け取りに来る場合もあります。
商工ローンの正式な手続きに必要なものは、
会社によっても多少の差がありますが、
1.印鑑証明、
2.実印、
3.会社登記簿、
4.決算書(2~4期程度)などになります。
商工ローンを選ぶ際には、
金利、
審査の簡単さ、
融資額、
融資期間、
保証人が必要か、
担保が必要かなどを比較しながら最適な業者を選びましょう。